【悲報】百年記念塔は本当に取り壊し?決定なのか?

どうやら北海道は本気らしい

北海道百年記念塔解体工事実施設計の受託業者が昨年12月決まった。ドーコンである。安全対策・コスト削減・工期短縮をテーマに公募され、プレゼンテーションを経てドーコンに決定したようです。

百年記念塔は1970年7月に建てられたので、昨年でちょうど50年が経ったのですね。高さ100mの百年記念塔は新さっぽろ周辺のランドマークであり、シンボルです。車で走っていてもホテルエミシアと記念塔は目印になって道に迷いにくくて助かっていたんですがねえ。思えば、最近は外壁片なのか経年劣化で落下があったりと危険なため、周辺はロープで囲われていました。残念な姿だったなあ。

しかしここへきて解体反対の声が出ています。建築家の有志による「北海道百年記念塔の未来を考える会」「日本建築学会北海道支部歴史意匠専門委員会」有志から反対の声が上がっているようです。そもそも取壊しは有識者による検討会議を経て2018年に決まったらしいのですが、この時の「有識者」と建築のプロ達の意見って、分かれるもんなんですね。

そしてドーコン。新さっぽろに拠点があるコンサル会社、地元です。地元の業者が取壊しの計画を立てる…皮肉なご縁です。

「鉄板の塊」ってのが危険な匂いもしますが、表側にコーティング的な技術であと50年持たせられないのかなあ、100年記念塔なんだから。ネ。

百年記念塔は野幌森林公園内にあり、付近には北海道開拓の村や北海道博物館があります。札幌啓成高校もありますね。春から秋にかけてはウォーキングに最適な場所です。